「ロイヤルハニー」と聞くと、健康食品やサプリメントと思われがちですが、実はこの製品は日本国内では違法とされています。なぜロイヤルハニーが違法なのか、その理由は医薬品成分「タダラフィル」が含まれているからです。このタダラフィルはシアリスという勃起不全治療薬の有効成分であり、無承認で販売することは薬機法違反となります。
本記事では、ロイヤルハニーと医薬品との違法な関係性について詳しく解説するとともに、含まれているタダラフィルの量や考えられる副作用についても取り上げます。また、個人輸入の実態や税関での取り扱い、転売行為の違法性についても触れ、「ロイヤルハニーを飲んだら捕まるのか」という疑問にもお答えします。さらに、市場に出回る偽物と正規品の見分け方についても説明しますが、いずれも日本では違法製品であることをご理解ください。
健康や法的リスクを避けるために、ロイヤルハニーについての正確な情報を知ることが重要です。この記事を通じて、あなたの疑問や不安が解消されることを願っています。
記事のポイント
- ロイヤルハニーが違法とされる明確な理由とタダラフィル成分の危険性
- ロイヤルハニーの個人輸入・転売・譲渡に関する法的リスク
- タダラフィルによる副作用とその症状（頭痛・ほてり・視覚障害など）
- 心疾患や高血圧の人がロイヤルハニーを摂取した場合の致命的な危険性
ロイヤルハニー 違法性とリスク
- ロイヤルハニーはなぜ違法なのか
- ロイヤルハニー 違法 医薬品との関係
- ロイヤルハニー 違法 シアリス タダラフィル
- ロイヤルハニー タダラフィル 量
- ロイヤルハニーの副作用は？
ロイヤルハニーはなぜ違法なのか
ロイヤルハニー、正確にはロイヤルハニーVIPは日本国内において違法な製品として報告されています。その理由は、医薬品成分であるタダラフィルが含まれているからです。
日本の薬機法（医薬品医療機器等法）では、医薬品成分を含む製品を厚生労働大臣の承認なく製造・販売することを禁止しています。ロイヤルハニー、特にロイヤルハニーVIPからは「タダラフィル」という医薬品成分が検出されており、この成分は本来「シアリス錠」などの勃起不全治療薬として医師の処方が必要な成分です。
実際に、千葉県や神奈川県、東京都などの自治体が違法性について注意喚起を行っており、厚生労働省も「健康被害のおそれが否定できない」として、直ちに使用中止を呼びかけています。
このように、ロイヤルハニーVIPは「無承認医薬品」として薬機法違反となる違法製品であり、購入や使用を控えるべき製品です。健康食品や天然成分と謳われていても、実際には規制された医薬品成分が含まれている点が違法性の核心といえるでしょう。
【注意喚起】「健康食品：ロイヤルハニーVIP」 – 使用中止 | 消費者庁 リコール情報サイトhttps://www.recall.caa.go.jp/result/detail.php?rcl=00000030816&screenkbn=01
医薬品成分を含有する製品の発見について | 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/11126000/001102309.pdf
医薬品成分を含有するいわゆる健康食品の発見について(令和5年5月31日) | 千葉県https://www.pref.chiba.lg.jp/yakumu/press/2023/20230531.html
医薬品成分を含有する製品の発見について | 高槻市
https://www.city.takatsuki.osaka.jp/soshiki/38/69552.html
医薬品成分が検出された健康食品等にご注意ください。 | 岡山県
https://www.pref.okayama.jp/page/detail-86420.html
令和３年度「インターネット販売製品の買上調査」の結果について | 長崎県
※お薬なびで購入したロイヤルハニーからタダラフィル1袋あたり10mg検出https://www.pref.nagasaki.jp/shared/uploads/2023/06/1686187749.pdf
医薬品成分を含有する製品の発見について | 厚生労働省
※パインヒル サプリメントショップで購入したロイヤルハニーVIPタダラフィル検出
※ROYALHONEY JAPAN OFFICIAL SHOPで購入したRoyal Honey for Him、Royal Honey CRUZE VIPからタダラフィル検出
https://www.mhlw.go.jp/content/11126000/000696984.pdf
ロイヤルハニー 違法 医薬品との関係
ロイヤルハニーが違法とされる最大の理由は、医薬品成分との関係にあります。日本の法律では、医薬品と健康食品は明確に区別されています。
薬機法（医薬品医療機器等法）によれば、医薬品は厚生労働大臣の承認を受けなければ製造・販売できません。ロイヤルハニーには「タダラフィル」という医薬品成分が含まれていますが、この成分を含む製品としての承認を受けていないため、「無承認医薬品」として違法となります。
一方で、ロイヤルハニーは「健康食品」や「サプリメント」として販売されています。これは消費者を欺く行為であり、健康食品を装って医薬品成分を販売することは明らかな法律違反です。
厚生労働省や各自治体は、医薬品成分を含む健康食品を摂取することで健康被害が発生する可能性があるとして警告しています。実際に、タダラフィルには副作用があり、特に心疾患や高血圧の方には重篤な健康被害のリスクがあります。
ここでの問題点は、消費者が医薬品と知らずに摂取してしまう危険性も高いことです。医薬品は本来、医師の処方に基づいて適切な用量で服用すべきものであり、無承認で販売されるロイヤルハニーではその安全性が担保できません。
ロイヤルハニー 違法 シアリス タダラフィル
ロイヤルハニーから検出されるタダラフィルは、シアリスという勃起不全治療薬（ED治療薬）の有効成分です。この関係性が違法性の核心部分となっています。
タダラフィルは日本国内で「シアリス錠」などのED治療薬として承認されている医薬品成分であり、医師の処方が必要です。この成分は血管を拡張し、血流を改善することで勃起機能をサポートする作用があります。
ロイヤルハニー製造者は、蜂蜜や天然由来成分だけでは得られない即効性や強い精力増強効果をうたうために、意図的にタダラフィルを配合しています。これにより、利用者が「短時間で明確な効果」を実感できるようにしているのです。
しかし、タダラフィルのような医薬品成分を健康食品に無承認で混入させることは薬機法違反であり、厳しく規制されています。消費者庁や厚生労働省も注意喚起を行っており、こうした製品の使用を強く警告しています。
タダラフィルは適切な用量と使用法を守らないと、頭痛、潮紅、消化不良、視覚障害などの副作用を引き起こす可能性があります。特に心疾患や高血圧の治療薬を服用している方には、命に関わる危険もあるため決して自己判断で摂取すべきではありません。
ロイヤルハニー タダラフィル 量
ロイヤルハニーに含まれるタダラフィルの量は製品によって異なりますが、安全とは言えない量が含まれている場合が多いです。
具体的な数値として、一部の検査では1包装あたり数mg〜数十mgのタダラフィルが検出されています。これは医療用シアリスの1回服用量（5mg〜20mg）に匹敵する量であり、医師の管理なしに服用すると危険です。
問題なのは、ロイヤルハニーの包装には「タダラフィル含有」と明記されていないことです。そのため、利用者は知らず知らずのうちに医薬品成分を摂取することになります。また、製造過程での品質管理が適切に行われていない可能性もあり、含有量が一定していない恐れもあります。
医薬品として承認されたシアリスなどのタダラフィル製剤では、用量・用法が厳格に定められており、副作用のリスクを最小限に抑えるための対策が取られています。しかし、ロイヤルハニーではこうした安全対策がなされておらず、過剰摂取のリスクが高まります。
特に注意すべきは、心疾患や高血圧の方、硝酸剤などの心臓病治療薬を服用している方です。こうした方々がタダラフィルを摂取すると、血圧の急激な低下や心臓発作などの重篤な副作用が生じる危険性があります。安全が確保できない製品は、どのような状況でも使用を避けるべきです。
ロイヤルハニーの副作用は？
ロイヤルハニーの副作用は、主に含有されているタダラフィルによるものです。タダラフィルはED治療薬の有効成分であるため、医薬品と同様の副作用リスクがあります。
一般的な副作用としては、頭痛、顔のほてり・潮紅、消化不良・胸焼け、動悸、鼻づまり、めまい、視覚障害（視界が青みがかる、ぼやけるなど）が報告されています。これらは比較的軽度な症状ですが、不快感を伴うものです。
より重篤な副作用としては、血圧低下、心臓への過度な負担、持続勃起症（4時間以上の異常な勃起で医療処置が必要）、重篤なアレルギー反応などがあります。特に心臓病や高血圧の治療薬を服用中の方は、命に関わる危険性もあるため絶対に摂取すべきではありません。
実際に、2024年8月には東京都がロイヤルハニーVIPを摂取した男性が頭痛などの症状を発症したという健康被害の報告を公表しています。また、各自治体や厚生労働省も「健康被害のおそれが否定できない」として注意喚起を行っています。
これらの副作用リスクに加え、蜂蜜やその他の成分に対するアレルギー反応として、発疹、かゆみ、呼吸困難などが生じる可能性もあります。いずれにしても、違法な医薬品成分を含む製品であるため、安全性は担保されておらず、使用は控えるべきでしょう。
ロイヤルハニー 違法な取引と罰則
- ロイヤルハニー 違法 個人輸入の実態
- ロイヤルハニー 違法 税関での取り扱い
- ロイヤルハニーの転売は違法ですか？
- ロイヤルハニー 飲んだら捕まる？
- 偽物と正規品の見分け方
ロイヤルハニー 違法 個人輸入の実態
ロイヤルハニーの個人輸入は法律違反となる可能性が高いです。この製品はタダラフィルという医薬品成分を含んでいるため、無承認医薬品の輸入に該当するからです。
現在、多くの消費者がインターネット上の海外通販サイトから直接ロイヤルハニーを個人輸入しようとしています。しかし、薬機法（医薬品医療機器等法）では、未承認の医薬品成分を含む製品の輸入は、個人使用目的であっても規制の対象となります。
特に注意すべきは、「個人輸入代行サイト」や「個人間売買サイト」を通じての購入です。これらのルートでは、正規品を入手できる保証はなく、また薬機法違反に関与してしまうリスクもあります。実際に税関で差し止められるケースも少なくありません。
また、マレーシアのETUMAX社を正規メーカーとする「公式サイト」を装ったウェブサイトも存在しますが、これらの多くは日本の消費者を対象に違法な販売を行っているケースが多いです。「メーカー直送」などと謳いながら、実際には無承認医薬品を販売している実態があります。
健康や法的リスクを考慮すると、ロイヤルハニーの個人輸入は避けるべきでしょう。もし精力増強や活力維持を目的とするなら、医師に相談して正規の医薬品や代替となる安全な選択肢を検討することをおすすめします。
ロイヤルハニー 違法 税関での取り扱い
税関ではロイヤルハニーのような無承認医薬品は厳しく取り締まられています。タダラフィルを含む製品は「指定薬物」ではありませんが、「無承認医薬品」として輸入が規制されているのです。
具体的には、日本に輸入される荷物は税関で検査され、無承認医薬品と判断された場合は「没収」または「廃棄」の対象となります。また、薬機法違反の疑いがある場合は、税関から厚生労働省や警察に通報されることもあります。
税関での検査は抜き打ちで行われますが、特に「健康食品」「サプリメント」などと表示された海外からの荷物は重点的にチェックされる傾向にあります。ロイヤルハニーも例外ではなく、多くの場合、X線検査や開封検査の対象となります。
輸入者に対しては、まず「輸入できない」旨の通知が届き、場合によっては事情聴取を求められることもあります。反復的に輸入を試みた場合や大量に輸入しようとした場合は、より厳しい対応を受ける可能性があります。
この税関での取り締まりは、無承認医薬品による健康被害から国民を守るためのものです。ロイヤルハニーのような医薬品成分を含む製品の輸入を検討している方は、こうした税関での取り扱いを十分に理解し、法的リスクを避けるべきでしょう。
ロイヤルハニーの転売は違法ですか？
ロイヤルハニーの転売は明確に違法行為です。タダラフィルを含む製品は無承認医薬品に該当するため、その販売や譲渡は薬機法違反となります。
薬機法では、医薬品成分を含む製品を厚生労働大臣の承認なく販売・授与（無償での譲渡も含む）することを禁じています。ロイヤルハニーにはタダラフィルという医薬品成分が含まれているため、これを個人が転売することは立派な法律違反であり、罰則の対象となります。
実際の罰則としては、薬機法違反で「3年以下の懲役若しくは300万円以下の罰金」、またはその両方が科される可能性があります。また、転売による利益が発生した場合は、これに加えて「不法収益の没収」の対象にもなりえます。
近年、メルカリやヤフオクなどのフリマアプリやオークションサイトでロイヤルハニーの出品を見かけることがありますが、これらは明らかな違法行為です。こうしたプラットフォームも規制を強化しており、発見次第、出品の削除や利用停止などの措置が取られるケースが増えています。
健康リスクと法的リスクの両面から考えると、ロイヤルハニーの転売は絶対に避けるべき行為です。また、「個人的に使わなくなった」などの理由で友人や知人に譲渡することも同様に違法となりますので、注意が必要です。
ロイヤルハニー 飲んだら捕まる？
ロイヤルハニーを単に飲んだだけで逮捕される可能性は極めて低いですが、完全に安全とは言えません。この問題は複数の側面から考える必要があります。
まず、日本の薬機法では、無承認医薬品の「使用」自体を直接罰する規定はありません。罰則の対象となるのは主に「製造」「輸入」「販売」「授与（譲渡）」の行為です。そのため、純粋に個人使用の範囲内であれば、飲んだだけで逮捕されるケースはほとんどないでしょう。
ただし、ロイヤルハニーの入手経路によっては間接的にリスクが生じます。例えば、自ら輸入した場合は「無承認医薬品の輸入」として、友人から譲り受けた場合はその友人が「無承認医薬品の授与」で罰せられる可能性があります。
また、健康被害が発生して医療機関を受診した場合、その経緯が調査されることもあります。特に重篤な健康被害が発生した場合や、集団的な健康被害が報告された場合は、行政や警察による調査が入ることもあり得ます。
このように、「飲んだだけで逮捕」されることは稀ですが、関連する行為（入手、譲渡など）で違法性が問われる可能性はあります。何より、タダラフィルによる健康被害のリスクが高いため、使用自体を避けるべきでしょう。
偽物と正規品の見分け方
ロイヤルハニーの「偽物と正規品の見分け方」について説明することは非常に難しい問題です。なぜなら、ロイヤルハニー自体が日本では無承認医薬品として違法とされているからです。
厳密に言えば、日本国内で「正規品のロイヤルハニー」は存在しません。タダラフィルという医薬品成分を含む製品は、厚生労働省の承認を受けていない限り、すべて「無承認医薬品」として違法となります。
一方で、海外メーカー「ETUMAX社」が製造しているロイヤルハニーと、それを模倣した「偽物」は確かに存在します。ETUMAX社のロイヤルハニーでも医薬品成分を含む可能性があり日本では違法ですが、「偽物」はさらに危険な未知の成分が含まれている可能性もあります。
偽物の特徴としては、以下の点が挙げられます：
- パッケージの印字が不鮮明または色合いが本物と異なる
- 製品識別番号やロット番号が不自然または存在しない
- 価格が極端に安い（通常、正規品は1箱約1万円前後）
- 個人間売買サイトやSNSなどの非公式ルートでの販売
しかし、これらの見分け方を説明する目的は、「より安全なロイヤルハニーを選ぶため」ではなく、「すべてのロイヤルハニー製品を避けるべき」という認識を持っていただくためです。
結論として、ロイヤルハニーは偽物も正規品も日本では違法であり、健康被害のリスクがあります。精力増強や健康維持を目的とするなら、医師に相談し、適切かつ合法的な方法を検討することをおすすめします。
ロイヤルハニーが違法とされる主な理由と注意点
- タダラフィル（ED治療薬の成分）が含まれており無承認医薬品に該当
- 日本の薬機法では厚労大臣の承認なく医薬品成分を含む製品の販売は禁止
- 健康食品を装いながら実際には医薬品成分を含む欺瞞的な商品
- 千葉県・東京都などの自治体や厚生労働省が注意喚起を発表
- 検出されるタダラフィルの量は医療用シアリスの1回服用量に匹敵
- 頭痛・顔のほてり・消化不良・視覚障害などの副作用リスクがある
- 心疾患や高血圧の方には命に関わる重篤な副作用の危険性も
- 個人輸入も法律違反となり税関で没収または廃棄の対象となる
- 転売行為は3年以下の懲役や300万円以下の罰金の対象になりうる
- 友人や知人への無償譲渡も法律違反
- 飲用そのものより入手経路や譲渡行為が法的問題となる
- 2024年8月には健康被害の報告例が東京都から公表された
- 主にインターネット上の海外サイトや個人輸入代行を通じて流通
- 「偽物」も存在するがいずれも日本では違法商品
- 精力増強を目的とする場合は医師に相談し合法的な方法を選ぶべき